原神×クロスアンジュ 第90話『もし、終焉を嘆く詩がすり抜けていたら』
ウェンティ「ねえブエル。この前、ブエルに見せてもらった『アンジュが引いたガチャで、もしも破天の槍がすり抜けて来たら』ってあるじゃない?」
ナヒーダ「私と一緒に掴まって、モラクスに6時間くらいお説教されたけどね」
ウェンティ「そうそう!
じいさんってば、話が長すぎるんだもん!
それはさておいて、ボクのモチーフ武器『終焉を嘆く詩』が同時PUだとして、もしもアンジュがすり抜けてそれを引いたら……なんて『もしもの世界』は、ある?」
ナヒーダ「あるわよ」
ウェンティ「面白そうだから、見せて!」
ナヒーダ「どうぞ」
もしもの世界に繋がったウェンティの意識
アカツキワイナリーにて。
アンジュ「闇夜の英雄さん、『ウェンティをとっ捕まえて連れてくる』依頼は完了したわ」
ヴィヴィアン「完了したよ!」
サリア「全く、何で私まで」
ディルック「ありがとう。
これは正当な報酬とは別に、お礼だ。
スパークリングベリージュースだ」
ウェンティ「(縛り上げられた状態で)あはは、ボクにもお酒くれると嬉しいな」
ディルック「いい加減にしろ、この飲ん兵衛詩人。
酒をねだる前に、ツケを払え。
今いくらになってると思っているんだ」
ウェンティ「えーっ、1杯だけ!ね?」
ディルック「そもそも、何故彼女達に依頼して、君を連れて来て貰ったと思ってるんだ?」
ウェンティ「ボクのために新しいお酒を振舞ってくれるとか?」
ディルック「……君の溜まってるツケを全部払ってもらうためだ。
締めて300万モラ、どれだけ飲んだと思っているんだ」
ウェンティ「あははははは!ボク、ザルだからね!」
ディルック「金が無くて払えないなら、身体で払ってもらおう」
サリア「(ぴくっ)ディルックさん、それはどういうことでしょうか!
ウェンティさんが、あんなことやこんなことをされるんでしょうか……!ハァハァ……」
ウェンティ「きゃー!ケダモノー!」
ディルック「何を言っているんだ……金がないなら働いて返せと言っているだけだ。
僕の経営しているエンジェルズシェアで、専属の吟遊詩人としてお客さんのリクエストに応えるなどして、歌ってもらおう。
……300万モラなら本来、1年は働いて貰わないといけないところだが、この自由奔放な神を長年縛り付けていたら、何が起きるか分からないからな……3ヶ月で300万モラと見做そう……」
ウェンティ「そんな!
ボクは風のように自由なんだ、3ヶ月も一つのところに縛り付けちゃダメだよ!」
アンジュ「へぇ……自由に何をしてもいいって言うなら、サリアの妄想を現実にしましょうか?
それはあなた流に言うなら『表現の自由』でしょう?」
サリア「ディルック×ウェンティ……これは新しい扉が開くわ!」
ウェンティ「………!!
3ヶ月、オーナーの下で働きます、ハイ」
ディルック「逃げないために、仕事の時間以外はライアーは預からせてもらうぞ」
ウェンティ「とほほ……せめて一日一杯だけで良いから、仕事が終わったら午後の死を飲ませてよ……福祉だと思ってさあ……」
ディルック「まあ、そのくらいなら福祉で良いだろう。
だが、タダなのは一日1杯だけだ。
それ以上飲んだら、またツケが増えて労働期間が長くなると思っておけ」
戻ったウェンティ
鍾離「ほほう……中々面白いな。
破天の槍が出て、俺が海鮮丼の刑にされた時にバルバトスが笑っていた気持ちが、少し分かって来た」
ウェンティ「あーっ!
じいさん、ボクの悲惨なところを見て笑うなんて、酷い!」
ナヒーダ「ふふっ、これでお互い様ね」