原神×クロスアンジュ 第68話『戦意を上げるための著書』

刻晴

刻晴「サリア、一つ相談したいんだけど」

サリア

サリア「何?」

刻晴

刻晴「千岩軍の兵舎に、戦意を上げるための著書を仕入れたいと思うの。気軽に読めるもので何か良いものを知らないかしら?」

甘雨

甘雨「そう言えばマーヴィカ様がドラゴンボール好きそうでしたね。
天下一武道会のルール入れようとしてムアラニさんに突っ込まれてましたし」

ヴィヴィアン

ヴィヴィアン「炎神様の談議室に置いてあったの、観光の時に確認したよ」

刻晴

刻晴「ドラゴンボールも良いけれど、あれは『武空術』と『スーパーサイヤ人』が、あまりにも荒唐無稽過ぎてね。
後、あの作品はレギュラーキャラはみんな、星を破壊できる力があるじゃない。闘争心を養うには良いけど、私達より明らかに強すぎて。
……それと、アマリがドラゴンボールのキャラを連れて来そうだから、却下するわ。
破壊神ビルスとか連れて来られたら、テイワットが大変なことになってしまうわ」

サリア

サリア「ベジータ×カカロット、尊いわ!
サイヤ人の誇りを忘れないベジータと家族愛を少しずつ知っていくベジータ、どこまでも強い相手と戦いたいというカカロットもその誇りを認めてるし、最高よ!
……でも、アル・ワースやテイワットにサイヤ人を呼ばれたら、マーヴィカ様や影様くらいしか戦える人が居なくなるわね、確かに」

アンジュ

アンジュ「ヴィルキスに乗れば戦えると思うけど」

刻晴

刻晴「とにかく、今回はドラゴンボールは無しで!
……一番私が危惧してるのは、ワタルがクリリンと同じ声だから。
ワタルを女性陣が囲んでるのは子供だから微笑ましいけど、万一クリリンがワタル状態になったら、18号がテイワットで暴れるでしょ!」

アンジュ

アンジュ「それは否定しないわ。まあ止めとく方が得策ね」

ヴィヴィアン

ヴィヴィアン「それじゃ『火ノ丸相撲』は?
アニメだと高校相撲編しかなかったけど、原作コミックスだと『大相撲編』もあるし。あれは本当に熱いよ。サリアが読んでた」

サリア

サリア「だから人の本棚勝手に漁らないの、ヴィヴィアン!
……まぁ、辻 桐仁と鬼丸の友情とか、小関部長とユーマの友情とか、私の大好物だらけなのは、その通りだけど」

蛍

蛍「私も読んだし、あれは火ノ丸が小さい身体で横綱目指して頑張る姿がグッとくるよね」

刻晴

刻晴「いいかもしれないわね」

蛍

蛍「でも、あの作品、私と同じ名前のキャラ(三ツ橋 蛍)がいるから。ややこしくなるから、やめとこ」

ヒルダ

ヒルダ「なら、アタシらの活躍がコミックになってる、コミック版『クロスアンジュ』はどうだ?」

サリア

サリア「それ、最終話がアニメ7話じゃない!私とアンジュのキャットファイトの!却下よ却下!」

クリス

クリス「なら、ドラゴンクエスト ダイの大冒険はどう?2020年にリメイクもあったし」

ロザリー

ロザリー「流石DQ好きだな、そのチョイス」

刻晴

刻晴「一旦読んでみてから判断するわ。クリスかサリア、貸してくれない?」

クリス

クリス「じゃあ原作を私が貸す」

サリア

サリア「私はダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王を貸すわ。刻晴が読む間に、ダイの大冒険リメイクアニメの鑑賞会でもしましょうか」

鑑賞会を終えて感想会……

刻晴

刻晴「結構面白いわね。騎士道精神が溢れていて、敵役も一部を除いて、みんなカッコイイのが良いわ。私はハドラーが気に入ったわね」

甘雨

甘雨「序盤は鼻水垂らしてたカッコ悪い中間管理職でしたね、あれは」

刻晴

刻晴「私だって初めは、こいつはすぐにやられるだろうって思ってたわ。
でも、ポップから『お前は残酷だが卑怯じゃなかった』『まだ、魔王の尊厳みたいなものが残っていた』と言われて追い詰められて、超魔生物になってから化けたじゃない!最後辺りは、アバン先生の命を奪ったことを後悔してたようだったもの。
彼の死の間際に、最後の最後でアバン先生が復活して、『お前達、人間の神も粋なことをする。俺の命と引き換えに、かつて俺が奪った大切なものを返し、俺の死に場所をこの男の腕の中にしてくれるとは……な』って、本当に心を打たれるわ」

サリア

サリア「刻晴も、やっぱりそこが気に入ったのね!」

甘雨

甘雨「アルビナスが気に入りました。愛のために戦う騎士って感じなのが私の心を打ちました」

ヒルダ

ヒルダ「アタシと同じ声だな、アルビナス」

甘雨

甘雨「変態じゃないけど、愛のために戦うって意味ではヒルダさんと通じるものがありますね」

アンジュ

アンジュ「私は……素直にダイかしら。なんとなくワタルっぽいし」

アマリ

アマリ「流石アンジュさん、私と同じ、おねショタ同盟ですね」

アンジュ

アンジュ「でもダイにはレオナ姫って言う相手居るんだから、奪おうとするんじゃないわよ、アマリ」

ヒルダ

ヒルダ「アタシは、バランって男が良かったな」

サラマンディーネ

サラマンディーネ「竜の騎士ですね。同じく竜の姫として、私も気に入りました」

ヒルダ

ヒルダ「強いだけじゃねぇ。
あいつ、本当に息子(ダイ)のことを大事に思ってただろ。
奥さんを失い、息子も行方不明、そんなときにバーンから『まず滅ぼすべきは人間ではないか』と声を掛けられて魔王軍に入ったって言うのが悲しいよな。
おいヴィヴィアン、お前最近ラミア(ヴィヴィアンの母親)に会ってるか?たまには顔見せに行ってやれよ」

ヴィヴィアン

ヴィヴィアン「ふえーい」

クリス

クリス「あたしは……ミストバーン。意外かもしれないけど」

ロザリー

ロザリー「ほほー、ああいう寡黙な奴が良いとか?」

クリス

クリス「沈黙の仮面の下に熱い魂って言ってたでしょ、ハドラーが。
ミストバーンは実体が無く、『身体を奪えば自分は幾らでも強くなれる』『自分の身体を持たないから、己を鍛えることが出来ない』と言うのがコンプレックスだったって。
だからハドラーやバランとか、強い相手に敬意を払ってた。
後、バーン様ファーストだったし」

甘雨

甘雨「ミストバーンって、なんだか降魔大聖(魈)みたいで、少し親近感があります」

ヴィヴィアン

ヴィヴィアン「あたしは、カッコイイだけのキャラよりも、策略家のザボエラとかキルバーンとかフレイザードとか好きなんだけどなぁ。
ザボエラは実力は高いのに、作風の犠牲になったから、可哀想だもん。
もしダイの大冒険じゃなく、ロトの紋章みたいに残虐シーンもあり、味方の裏切り(アリアハン王が勇者アルスを獣王グノンに差し出した)もあるような作風だったら、ザボエラは絶対活躍してたもん」

サリア

サリア「まあ、戦争やってると考えたら、敵(ダイ)の育ての親であるブラスを人質に取るのは効果的ではあるからね。
私が指揮官だったら絶対に認めないけど」

ヴィヴィアン

ヴィヴィアン「そうだよ!
ザボエラはミストバーンの部下になった時、
『ワシは老齢なため、肉体の鍛錬は出来ん。じゃが、この頭脳がある。魔王軍の勝利のために、この魔力と頭脳を捧げるまでじゃ』
『ハドラーに黒の核晶が入っていたのは、気付いておった。入れたのはバーン様としか考えられん。バーン様の許可なく、ハドラーに教えるわけにはいかんと思っただけじゃ』
とでも言えば、ミストバーンもあそこまでザボエラを毛嫌いしなかったと思うし。
ザボエラは人の機微を読めないのが最大の弱点だよ。
クロコダインなら武人の誇り、ヒュンケルなら青年の情愛や女性への憧れ、ハドラーならアバンの使徒との決着、ミストバーンならバーンへの絶対的な忠心。
ザボエラはミストバーンと同じく一度も魔王軍を裏切ったことだけはないし、魔王軍の中でも貢献度は高い(超魔生物、魔法の玉、超魔ゾンビ、ハドラー反旗時にバーン救出)んだから、立ち回りが悪かったと思うね。
やっぱり作風の犠牲者と言うべきかな、ザボエラは。あの作品は、騎士道精神、正々堂々、って言うのが尊ばれるからね」

サリア

サリア「……単にゲスキャラが好きなだけじゃないのね、ヴィヴィアン」

刻晴

刻晴「とにかく、ダイの大冒険を兵舎に置くことにするわ。これも福祉の一つよ」

サリア

サリア「刻晴、後でゆっくり語りましょう。ハドラー×アバンについて」